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2009年8月22日 Vol.4 No.5
トピックス (1) 『ハワイ州誕生50年
◎: 編集後記
01:『ハワイ州誕生50年』

昨日(8月21日)は、ハワイがアメリカ合衆国の50番目の州になって、丸50年でした。

公立の学校はお休み。僕ももちろんお休みでした。

派手さ控え、未来志向演出=米大統領も声明-ハワイ州誕生50年式典

【ロサンゼルス時事】米国50番目のハワイ州が1959年に誕生して以来、21日で丸50年を迎え、オアフ島ホノルル市内の公会堂では地元政財界や軍関係者、市民ら約2000人が一堂に会し、記念式典が開かれた。主権回復を求めるハワイ先住民に配慮する形で派手な演出は控えられ、「新たな半世紀への出発」をテーマに未来志向を前面に打ち出した。

出席者によると、式典にはリングル同州知事や日系3世のシンセキ連邦政府退役軍人長官、キーティング太平洋軍司令官、州選出議員らが列席。ハワイ出身のオバマ大統領も「ハワイに育ち、その多様性から異なる文化がいかにして一つにまとまるかを学んだ」とする声明を寄せた。

世界屈指のリゾート地に成長したハワイだが、州観光局によると、ピークの1997年に約222万人に達した邦人観光客は昨年は116万人とほぼ半減。式典の各講演では、不況下の観光業低迷を反映し、「太陽光や風力を活用した環境産業育成や先住民がはぐくんだ伝統文化の再評価」(実行委員会)など、新たな島内資源や魅力を発掘する必要性が強調された。

一方、会場周辺では複数の先住民団体が米政府による19世紀末のハワイ王朝転覆の歴史を直視するよう求めてデモ活動を展開。報道によれば、米国旗を燃やすなどしたが、大きな混乱は起きていない。(2009/08/22-12:13)

時事通信による記事は、ここまで

ここ300年のハワイの歴史を、簡単に振り返ってみましょう。

Wikipediaより

先史時代

ハワイ諸島へ人類が移民してきたのは、4世紀から8世紀頃(史料が乏しくはっきりわかってはいない)で、南方のテ ヘヌア エナナ(マルケサス諸島)からと考えられている。この際に使用されたと考えられているのが、双胴の航海カヌーと、スター ナヴィゲーションと呼ばれる、リモート オセアニア海域で広く用いられた航法技術である。ちなみにハワイへの移民がテ ヘヌア エナナから行われたとの説はビショップ博物館所属の日本人研究者、篠遠喜彦博士の釣り針編年研究が基礎となっている。

ハワイ王国時代

1778年: イギリス人キャプテン クックが来航したのをきっかけに白人との接触が始まる。

1795年: カメハメハ1世(大王)が白人たちが持ち込んだ銃器を利用し、3つの王国が分立していたハワイ諸島を統一、ハワイ王国を建国する。

1820年: カメハメハ2世の治下、多くの宣教師がアメリカから移住し、キリスト教文化がハワイに定着していく。また、アメリカ人によるプランテーション農場のための土地の収奪がはじまる。

現在もハワイの女性の正装であるムームーは、上半身裸が普通であった往時のハワイの女性が、キリスト教的に"淫ら"だとして、宣教師が普及させたものと言われている。

1840年: 憲法公布をして立憲君主制となる。

1843年: イギリスがハワイの領有を宣言。

1849年: フランスがハワイの領有を宣言。ハワイを巡る列強の抗争は激しくなる。

1881年: カラカウア王が来日し、明治天皇と会見し、明治政府との間で移民協定が結ばれる。

先立つこと13年、1868年(明治元年)には「元年者」と呼ばれる日本人移民がハワイに移住していたが、元々徳川幕府と移民ブローカーとの協定で募集された移民だったため、発足直後の明治新政府から認められておらず、移民達はパスポートすら持っていない、いわば非合法状態であった。

なおこの時、西欧諸国の政治的経済的侵略に危機感を抱いていた王は、カイウラニ王女と山階宮(後の東伏見宮依仁親王)との政略結婚によるハワイ王朝と天皇家との間の関係強化を画策したが、こちらはアメリカとの関係悪化を懸念する日本政府に断られた。

1885年: 初の官約移民が日本からハワイに渡る。

1891年: リリウオカラニ女王が即位。

アメリカによる併合

1893年: アメリカ人農場主らが海兵隊の支援を得てクーデターを起こし、王政を打倒して「臨時政府」を樹立。この時、日本は邦人保護を理由に軍艦2隻をハワイに派遣し、ホノルル軍港に停泊させてクーデター勢力を威嚇した。「臨時政府」はアメリカに併合を求めるが、就任直後のクリーブランド大統領は海外進出に消極的な政策を採っており、併合を渋る。結局、クリーブランドは大統領の任期中、ハワイを併合しなかった。

1894年7月4日: アメリカによる併合に時間が掛かると判断した臨時政府は、新憲法を発布しハワイ共和国を宣言した。大統領はサンフォード ドール。彼は最初で最後の、ハワイ共和国大統領となった。

1895年1月16日: ハワイ人王政派が武装蜂起したが短期間で鎮圧される。この武装蜂起を支援したとしてリリウオカラニ女王が逮捕、幽閉される。

1895年1月22日: リリウオカラニ女王廃位(ハワイ王国滅亡)。

1898年: アメリカ合衆国、ハワイ共和国を併合、ハワイ準州(米自治領)となる。アメリカの大統領は、前任者と対照的に帝国主義政策を推し進めたウィリアム マッキンリーである。

以後ハワイはアメリカの太平洋支配の拠点となり、オアフ島のパールハーバー(真珠湾)に大海軍基地が建設された(現在もアメリカ海軍太平洋艦隊の基地がある)。

1941年12月7日(日本時間12月8日): に、大日本帝国海軍による真珠湾攻撃が行われ、アメリカと日本との間で開戦した。

開戦後間もなくアメリカ全土に住む日系アメリカ人と日本人は強制収容所に収容されたが、ハワイに住む日系アメリカ人および日本人は、日本人会会長や僧侶など、日系人社会を代表する一部の人々を除き強制収容所に収容されなかった。これは当時、ハワイが正式な州でなかったこと、アメリカ本土から離れていること、そして何より、当時の人口の4割程度を占める日系人および日本人を強制収容すれば、ハワイの社会や経済活動が崩壊しかねないという事実が影響したようである。

ハワイで生まれ育ち、合衆国の市民権を持つ日系アメリカ人の若者の多くは、自ら進んで志願兵となることで祖国に対する忠誠心を示そうとした。彼らハワイの日系人だけで組織された陸軍第100大隊は、後にアメリカ本土の日系人部隊と合流し442連隊となり、欧州戦線において多くの犠牲と引き換えに目覚ましい戦果を上げた。彼らの献身的で勇敢な戦いはすべてのアメリカ人に深い感銘を与え、ハワイのみならず戦後のアメリカ社会における日系人の地位向上に大きく貢献した。

なお、日本軍による上陸と占領を恐れ、戦時中を通じてハワイのみで流通する特別なドル紙幣が使われた。

1959年: アメリカ50番目の州に昇格し、本格的なリゾート開発が始まる。

(Wikipediaによる記述はここまで)

1893年、アメリカ合衆国政府の支援を受けた白人たちのクーデターにより、1895年1月22日にはハワイ王朝が崩壊。そうです。ハワイ王国は滅亡してしまいました。それから64年後の1959年8月21日、アイゼンハワー大統領が宣誓書に調印して、正式に州になりました。

それからちょうど50年。
半世紀が過ぎ、ハワイは相変わらずハワイです。

景気が良くないと嘆く人もいれば、まったく関係ない人もいます。変だおかしいと言う人もいれば、素晴らしい素敵だと感激する人もいます。

何が違うのでしょうねぇ?、、、

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◎: 編集後記

50番目の州になったハワイの経緯(いきさつ)を調べれば調べるほど、とても祝う気にはなれません。どうやらそれはハワイ自体も同じようで、ハワイ州政府も祝賀行事などは行いません。本当は分かっているんでしょうね。今までしてきたことを(それか、事なかれ主義よろしく、そこらへんは上手く賢く程々に、適当に流して次々次〜! って感じなのかなぁ、、、)。

昨日は祝賀パレードは行われませんでしたが、ハワイの先住民たちが300人以上集まって、デモ行進がされました。

アメリカ合衆国の国旗の50個ある星のひとつ(右下の星です)を、ハサミで切り取って焼いたりしていましたが、そんな活動家を後ろで見守っている子供たちの姿を見て、なんとも切ない気持ちになりました。

で、今の自分に何ができるかって考えてみたんですよね。

結局のところ、ハワイの恩恵を受けて過ごさせていただいている自分としては、それに感謝し、それを大切にしてきた人々に敬意を表し、そしてこれからもそれを守ることでしか、ハワイに対してこれといった恩返しなど、ひとつもすることができません。

先住民の方々に、今住んでいる場所はお返しできませんし、仮に出て行けと言われても、はいやっぱそうっすよねぇと出て行くことはできません。

いつの世も、一部の知恵者が難解なルールを作り、ほとんどの人たちがそのルールに従わざるを得ない状況の中で、物事や世の中が進んでいると感じています。

頭の良い者が頭の良い者にとって都合の良いルールを作り、良く考えることをめんどくさがって先送り後回しにしてしまう人たちを支配していると感じています。

皆さんは、いかがですか?
自分の人生、ちゃんと自分でコントロールできていますか?

イタリアで129億円の宝くじに当選者が出て、盛り上がっていました。宝くじの収益は2700億円で、その半分はイタリアに納税されます。お金の流れって、面白いですね。

アメリカ合衆国の累積赤字はいよいよ9兆ドルに達しそうなご様子。従来の7兆ドルから修正するみたいです(一体、今までどういう計算をしていたのでしょう?!)。

「ハワイの誇り」と、島民も喜んでいたオバマ大統領ですが、1〜2カ月前から「本当にアメリカで生まれたのだろうか?」という疑惑が持ち上がり、ハワイ出身どころではなくなっているのが実情です(日本でもニュースになりました?)。

今月末で、あっという間に2009年も3分の2が終了します。
はぁ〜、人生って、素晴らしい、、、
(Taka)

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