先週のアメリカの株式市場、お祭りのようでした(苦笑)。 
例えばフレディーマック(Freddie Mac: FRE)。先々週の月曜日、公的資金が導入された途端、$5.10が$0.88に。先週は水曜日に$0.25まで下がった後、金曜日には$0.69まで上昇。2日で270%アップと、まるでオプションのような値動きをしています。 
先週末のブッシュ大統領の会見では、「金融システムの問題が深刻だから、資金規模も大きい」だって(こんなになるまで見て見ぬフリをしていたのは誰?)。「何もしないリスクの方が、今回のプランを実施するリスクよりはるかに高い」とのこと。 
だからって、公的資金7,000億ドル(約75兆円)を投じて、不良資産を買い取りますかねぇ(日本の国家予算、一般会計で80兆円くらいでしたっけ?!)? 
大企業は高納税者(社)です。大勢の労働者(納税者)をかかえています。ビジネスが悪化したら、公的資金導入という名の還元サービスを国から施してもらえます。で、再びビジネスを回す(または先送りにする)。還元したお金は、またあとで税金として返してね〜! ってところでしょうか? 
お金はまわっているように見えますが、何か生み出されています? 
あ、日本や中国に買ってもらったアメリカの国債を、満期に合わせて一時的にドル安にして、ドル建てで返しちゃうつもりなのかなぁ、、、(怖) 
AIG、戻ってきちゃいましたね(良かったですね!)。 
1,400兆円と言われている日本国民の貯金は、「保険」という商品として、外資が今もなお吸い上げています。保険販売員を減らし、テレビや新聞などによる広告展開、そして電話で対応することで、コストを徹底的に削減。リスクマネージメントに基づいた(あくまでも保険会社側にとっての)様々なプラン、、、 
日本の、特にシニアの皆さん、 
どれくらいの方がお気づきなのでしょう(とても心配、、、)? 
ここ数年の保険金不払いに関する実態も、それなりに把握しておきたいところです。 
www.pikaru.com/link/hokenkin-hubarai.html 
話をアメリカに戻します。 
リーマンブラザース、メリルリンチ、ついでにモルガンスタンレーと言えば、ハゲタカファンドという言葉や、山一証券のカラ売りを思い出してしまいます。 
年収が1億円を超える社員がザラにいるのがこの業界。 
自分だけが儲かるシステムに、やっと見直しが必要な時期が来たのでしょうか? 
アメリカが作ったわがままグローバルシステム。 
これを機に、働く人間が豊かになるシステムへ移行できるのでしょうか? 
共存共栄 
助け合い 
企業の倫理の確立 
働く人々を活かす姿勢 
弱肉強食の時代は終焉を迎えるのでしょうか? 
相互互助、相互互恵の時代が到来するのでしょうか? 
楽しみですね。 
ところで、 
国の借金と言えば、 
日本も他人事ではないはず。 
現在、860兆円くらいですか? ん、ピンと来ない?! 
いずれにせよ、みんなたいへんな時代を生きていることだけは確かです。 
(Taka)  |