3度目の結果 ハワイ ドルフィンスイム ダイアリー


早朝到着した海はすごく青がきれいで、でもイルカの姿は見当たりません。

それでも海の青さに誘われて私たちは海に入りました。

これはシュノーケルの練習、という課題をつけて。海は透明度もばっちり。2匹のウミガメがゆったりと泳いでいます。そのうちの1匹は私たちの浮いている場所に向かってゆっくりと浮上してきます。

見ていると、私たちに気が付かず水面に呼吸をしようと浮上してきたら私たちがプカプカ浮いていてちょっと困った、でも今さら浮上方向を変えるのも嫌だなあ、といった表情です。

ドルフィンウォッチングボートが私たちの近くにやってきました。乗っている人たちは皆同じ方向の水面をじっと見つめています。イルカがいるのでしょう。でも、イルカは静かで水面に姿を現してくれません。

1時間ほどそこの場所でシュノーケルを楽しんで、ビーチに上がりました。上からもイルカの姿は全く見えません。それではもう一つのポイントに移動してみよう、ということになって次のポイントに行きました。

ビーチにはハワイアンのファミリーが沢山いて、大人も子供もリラックスして海に浮かんでいます。その先には、イルカのフィンが見え隠れしているではありませんか!

私たちは海に入りました。でも、見当をつけた辺りに行ってもイルカの姿も声も聞こえません。待ってもダメ。ビーチに戻りました。じゃあ、最初のビーチにもう一度戻ろう、ということになって(でも、この時点でも皆あきらめていません)戻ると、水面にダイバーがたくさん浮いています。

講習でもしているのでしょうか。イルカの姿は見えません。ビーチのベンチに座ってホノルルレストラン情報交換をしながらイルカを待ちます。でも、イルカは現われません....

今日はイルカはお休みかな、とあきらめかけた時、キョウコさんが「あ、イルカ」と叫びました。沢山のフィンが水面に見え隠れしています。その方向に向かってシュノーケルの人が二人すごい勢いで突進していきます。上から見ているとその二人は無事、イルカの群れに命中。

私たちは帰りかけていたモードを海に入るべくモードにすばやく切り替え。

入って沖に向かって泳いで行きましたが、見当をつけていた辺りにはイルカはいません。水中に入っても声も全く無し。岸からかなり遠くまで泳いで来てしまいました。ちょっと戻りましょう、と言いかけたのと同時にヤスコちゃんが言いました。

「あ、イルカのフィン」指先を見ると確かにフィンが見え隠れしてこちらに来ます。でも、イルカの声もなにもしません。海は午後になって透明度も悪くなって来ています。皆は水面をじっと見つめています。私は水中をふと見るとなんと私の真下を静かにイルカの群れが通過中。

皆に「下を見て!」といいました。下にも横にもイルカがいます。

囲まれているのに相変わらず声もなにも聞こえず、まったくの静の世界です。イルカはきっと休息モードなのでしょう。私たちはイルカの群れの中で今日はなるべく静かに泳いで海から上がってきました。イルカだって静かにしていたい時もあるのですね。

この日は3度目のチャレンジでイルカと一緒に泳ぐ事が出来ました。

あきらめないで最後まで。
そうすれば、願いは必ずかなうのだから。

これは私自身に言い聞かせた言葉です...

ハワイ ドルフィンスイム ダイアリー

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