素敵な出会い ハワイ ドルフィンスイム ダイアリー


久しぶりのドルフィンスイミングの早朝、ものぐさな私は波情報をベッドの中から聞き出すと、今日の西は4フィートの波の高さ、というDJの声が電話を通して私の耳に入ってきました。

力が抜けて、パークホテルに泊まっている内藤ご夫妻に電話をします。

「波が高いので海に入る事が出来ない可能性が大ですが、どうなさいますか?」

奥様マイさんは受話器を置いて彼と相談している様子。

こちらマノアの家では、ハナが
朝ごはんをちょうだい! と鳴き始めています。

キャンセルになったら今日は家を徹底的にかたずけてやろう、と頭の片隅で考えていると、マイさんの声。

「海に入れる可能性が少しでもあるのであれば、連れて行っていただきたい」

と言う一言で、今日の予定決定。
後ろから「ママ、行かないで!」と飛びかかってくるハナを振りほどき、「すぐ帰ってくるから」と言い残してワイキキに向けて出発。

金曜日の朝は予想以上に渋滞がひどく、マクアに到着したのはもう9時頃。父、子供が遊んでいる以外、この美しいビーチに人影はありません。

波情報ははずれて、海に入っても大丈夫なコンディション。
イルカの姿を探す私たちを今日はイルカが見つけてくれません。

昨日からマクアに来ている、というハワイアンの父子に「早朝、イルカ見た?」と聞くと、今日は一度も見ていないぞ、と言う答えが返ってきました。

砂が付いている足を見たその父親は「水をあげるから砂を落としなさいよ」と大きなコンテイナの水をくれました。私は持ってきたクッキーをあげて、そこから世間話が始まりです。

彼の日本人に対する最近の疑問。

「なんで大勢の日本人がハワイに来て結婚式をあげるんだい?」

私にも、理由はちょっとわかりません。

で、3年前にハワイで式をあげた内藤夫妻の登場です。

なんで?と聞くと、返って来た答えは「やっぱりハワイだからね。」とちょっとわかるようなわからないような答えです。

ところでここマクアではしばしばお父さんが小さな子供たちを連れて海に遊びに来ている姿をみます。フィッシングを教えたり、波の乗り方を教えたり。子供たちを海で遊ばせている間、お母さんたちは家の仕事をしたり、ショッピングをしたりするのでしょうか。と勝手に想像するのですが、そうだとしたらそれはなかなかいい夫婦、子供の関係だな、と思います。

この日、イルカは浅瀬にやって来る気配のないまま、お昼になってしまいました。

3年前の楽しかったハワイでの結婚式の思い出話をふたりからたくさん聞きながら私たちはマクアを離れてノースへと向かいました。そう、朝の波情報ではノースは6フィートの波、とのこと。ふたりに6フィートの波を見せたくてパイナップル畑を抜けて行ったノースには本当にでかい波が来ていました。

シュリンプワゴンでエビを食べて東海岸を抜けてワイキキに返って来た私たち3人。ホテルの前で、また来年、案内する事を約束しながらガシッと握手して別れました。こうして水先案内をしていると人との出会いが私にとってはかけがえのない大切な宝物になっていくんだな、としみじみ思います。

これから3月までは西の海は大きな波がやってきます。

海が静かな日、イルカと泳げる時もあるかもしれませんが、本格的にまたドルフィンスイミングを再会する来年春までに、ハナを海で泳げるように訓練しなければ! と考えています。

ハナ曰く「泳げるようになる前に、私、車酔いを克服するのが先でしょ、お母さん!」ですって。
確かにその通りでした...

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