オリーブオイル ハワイ ドルフィンスイム ダイアリー


絞りたてのオリーブオイルを食した事はありますか?

私は、イタリアに行った事も無いし、絞りたてのオリーブオイルには屯と縁のない生活をしてきました。

が、先週末、イリカイホテルのトップフロアーにあるイタリアンレストランにて、絞りたてオリーブオイルのテイスティングの集まりがある、ということで行って来ました。

なぜイタリア、トスカーナ地方の絞りたてオリーブオイルが遥か遠いハワイで手に入ったのかというと、こういうことなのです。

ハワイには"フレンド オブ イタリー"というソサエティーがあります.このクラブの主旨は本物のイタリアの文化、芸術、食などをハワイにて知識を深めましょう、というようなイタリア好きな人たちが集ってできたクラブなのです。

もちろんハワイ在中のイタリア人も参加しています。で、このメンバーの中にとてつもない大金持ちのMR.Tがいます。この方はふだんはカリフォルニアに住んでいて、イタリアはトスカーナ地方に大きなオリーブ農園とヴィラまで所有していて、ハワイにもついでに家があるよ、という人物なのです。

この人が今夜の主役。
自分の農園で1週間前に絞ったオリーブオイルを瓶に詰めてハワイに持ち帰った、というわけです。

今夜はその新鮮なオリーブオイルのテイスティング。1週間前に絞られたオリーブオイルはなんだかどんより黄味がかったグリーンです。MR.T曰く、1年、2年とたつうちに、透明なオイルへと変化していくそうです。

軽くトーストしたバケットにオリーブオイルを浸して食べてみました。青臭い香りが口いっぱいに広がります。癖があるけれど、なんとも素敵な味がします。何度か口に含んでじっくりと味を観察してみると、この青臭さはどこかでであったことのある味だと言う事に気が付きました。

その青臭さはなんとニガウリの青臭さと全く同じもの。でも、美味しい。

参加したメンバー全員、MR.Tのオリーブオイルの小瓶を分けてもらいイタリアンレストランのディナーに舌鼓を打って満足して家路につきました。しかし、イタリア人は食事に時間をかけると言うけれど全くその通りです。

始まりが7時半。デザートのパンナコッタを食べて、ホテルの外に出たのが11時半。翌日の朝には分けていただいたオリーブオイルにパンを浸しての朝食。なんだかイタリアはトスカーナ地方に行きたくなる誘惑をこのオリーブオイルは持っているようで、また私の人生の中にひとつ行きたい場所が増えてしまいました。

*この光り輝く黄味がかったグリーンのドロッとした液体の小瓶が、ハワイではとても貴重なできたてフレッシュオリーブオイルなのでございます。

ハワイ ドルフィンスイム ダイアリー

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