ハナが教えてくれた事 ハワイ ドルフィンスイム ダイアリー
先週土曜日、久しぶりにハナとダイアモンドヘッドの麓にあるドッグパークに行って来ました。

先客はイングリッシュセッター、ダルメシアンとラブラドール、ピットブル、そしてミックス犬が数匹。しばらく犬達と遊ばせた後、ステイとカムのトレーニングを始めました。

トレーニング用に用意したドッグビスケットをハナにあげるとそれを遠くで見ていたダルメシアンがしっぽをふりながらやってきました。よその犬にはオーナーの了解を得ないとビスケットでもあげない事にしている私はビスケットを持って来たビニールバックにしまいました。

しばらくダルはクンクンと私のバックに鼻をくっつけて探りをいれていると思ったら瞬間的に私のバックを盗んで走り出しました。
ダルのオーナーは遠くで知らん顔。私は頭にきてダルを追いかけるとハナは私の後ろから「どーしたの、ママ?」といった感じで呑気について来ます。ようやくダルに追い付いた私はバックを取り戻そうとしましたがダルはバックを破いてビスケットをガツガツと食べています。私は思わずダルの鼻頭に蹴りを入れて破れたバックと半分になったビスケットを取り返しました。ダルは何事も無かったようにオーナーのもとへ去って行き、ハナは私の横でポカンと立たずんでいます。どうやら私だけが頭に血が登っていたようです....

日曜日の朝、ハナを散歩へ。帰って来ると家の前には小さなビーグル犬が私たちの帰りを待っていたかのように立たずんでいます。大家さんの家のビーグル犬ケリーです。最近彼女はよく脱走して家に遊びにやってきます。今朝も脱走して来たのね、ケリーちゃん。ハナはしっぽを振りながらケリーと遊ぼうと身構えています。

取り合えず家の中にケリーとハナを入れました。家の中に入るとケリーはまずハナのおもちゃ箱に突進。大好きなオモチャを口にくわえてハナのベッドにドカンと座り込みました。ハナは「あらららら...」といった表情でそんなケリーを見ています。ケリーはおかまいなしにおもちゃと奮闘中。呑気なハナはそんなケリーにかまいもしません。

そうです、ハナはたとえ自分のご飯をケリーに食べられても譲ってしまうようなそんな犬なのです。そういう無欲さと寛大さを少しは飼い主の私も見習わないといけないな...と日曜日の朝、ハナから考えさせられました。

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